コンジローム
性器にできるウ簿で、典型的には先がとがった腫瘍とか、泡状の腫瘍であることがほとんどです。
ひとつの腫瘍は爪楊枝の頭ぐらいの大きさです。
通常、病状の進行は緩やかで周囲へあまり広がりません。液体窒素や手術で簡単に取れ、再発も少ないとされます。しかし、ゴリゴリとした瘤状の腫瘍で、周りに広がって再発しやすいタイプもあります。


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ヒトパピローマウィルス(HPV)が粘膜や皮膚の細胞を異常に増殖させて起こる良性腫瘍です。ですから腫瘍をとっても周辺にウィルスが残っていればまた再発してしまいます。
パピローマウィルスには90以上のタイプがあり、これからも発見されてタイプが増えるでしょう。パピローマウィルスはコンジロームだけでなく、皮膚のいぼや皮膚がんからも見つかっていて、皮膚粘膜の良性または悪性腫瘍の主な原因と考えられています。
コンジロームを起こすタイプは将来がんになる危険のほとんどない1,2,6,11型(低リスクタイプ)と、がんになる危険がある16,18,31型(高リスクタイプ)に分けられます。ただし、高リスクタイプのパピローマウィルスに感染していたからといって、すべてがコンジローマに発病するわけではなく、さらにがんになるケースもそのうちの一部であることも付け加えておきます。
現在のところパピローマウィルスをなくす薬はできていませんので 、コンジロームができたら手術で取るか、液体窒素、抗がん剤を塗る方法しかありません。各国でワクチンの開発が進んでおり、近い将来使えるようになるかも知れません。
コンジローム(またはコンジローマ)の画像
コンジロームの画像・写真はこちらをご覧下さい。
http://checkup.gooside.com/pict.htm
http://stdcom.lovesick.jp/photo.html
http://www.urodoc.jp/con2.htm
コンジロームの治療
コンジロームの治療方法には、主に以下のようなものがあります。
なお、コンジロームの診断には未だ有効な検査方法がありません。
コンジロームの治療方法
コンジロームの原因となるパピローマウィルスを直接治療する薬は未だできていないため、コンジロームの治療は、腫瘍を取り除く一方、ウィルスに対する抵抗力を高めるための措置がとられます。
コンジロームの腫瘍はウィルスの塊ですから、見つけ次第に取り除かなければなりません。
その方法として液体窒素冷凍凝固法、電気メスやレーザーメスによる焼勺、鉗子(カンシ)という特殊な道具による切除、広範な場合はメスによる切除の方法があります。鉗子(カンシ)とはピンセットのような医療器具の総称で、その中でも先端がリング状になったものでイボをはさみ取るようにします。
液体窒素冷凍凝固
コンジロームに限らずイボの治療によく液体窒素による冷凍凝固が使われます。周辺部分も含めた腫瘍組織をマイナス196度の液体窒素で冷たいやけど(凍傷)にして殺そうというのです。この方法の利点は広い範囲にできること、終わった後の出血がほとんどないこと、繰り返し行えることですが、逆に数日間痛みが残ること、治療効果が不確実のことがあることです。
レーザー・電気メス
炭酸ガスレーザーや高周波電流によるメスでイボを焼勺する方法は、傷が小さくて痕も残りづらい、スマートな方法です。痛みは手術を始めるときに使う麻酔の注射だけで、手術のあとも痛みはあまりひどくありません。治療効果も比較的確実です。しかし、この方法も腫瘍の表面だけを焼杓してもすぐに再発してしまいますから、十分に深く広範囲に焼勺する必要があります。
鉗子(カンシ)による切除
特殊な器具を使って腫瘍を取り除きます。腫瘍が少ない場合には傷痕も1-2週間できれいに回復してほとんど残らないことが多くて治療効果がすぐに出る最も手軽で効果的な方法です。欠点というほどではありませんが出血しますので電気メスで十分止血しなければなりません。
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